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大型連休を前に、予防接種歴を確認しましょう

現在、日本だけではなく世界的に麻しんが流行しています。また、風しんの流行も収まっていません。

麻しんは国内で排除認定されましたが、海外での流行が続いており、国内に持ち込まれるケースが後を絶ちません。国内の空港や大型商業施設で、感染が広がるニュースも続いています。

とりわけ麻しんは空気感染するため、マスクや手洗いで防ぐ事が出来ません。大型連休で国内・海外を含め多くの人が移動するため、その後の爆発的な流行拡大が危惧される状態です。唯一の予防方法はワクチン接種です。

麻しん、風しんのワクチンやMR(麻しん風しん混合)ワクチンの接種歴があるかを確認し、【記録】がない場合は予防接種をしましょう。1回の接種歴がある方はもう1回、接種歴のない方は最低1回の接種が必要です。「子どもの頃にかかった」という自分や保護者の【記憶】は正しくないかもしれません。記録がない場合は予防接種を検討してください。

2019年4月17日

 

【麻しん流行状況】
1.日本の輸入麻しん症例数

2019年4月3日時点での輸入麻しん症例は56例で、2015年に麻疹排除が認定されてからもっとも多く、近年では2014年に次いで多くなっています。
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/imported/PDF/201902252_Imported%20measles.pdf


2.渡航者に対する対応

日本では感染症研究所が2018年4月17日に公表した「麻しん 風混合( MR )ワクチン接種 の考え方」で、【定期接種対象者以外】の対象として「.1か月以内に海外旅行・国内旅行を予定している者」を最上位に挙げています。
https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/measles/MRvaccine_20180417.pdf

米国では流行国以外に渡航する場合も含めて渡航時には、生後6~11か月の小児には1回のMMRワクチン接種、12か月以上全ての小児と1957年以降出生の全ての成人に対して2回のMMRワクチン接種(4週間隔)をすべきとしています。
https://wwwnc.cdc.gov/travel/yellowbook/2018/infectious-diseases-related-to-travel/measles-rubeola

空港を利用することが麻しん感染のリスクとなります。日本では関西国際空港での麻しん流行があり、米国では国際空港での国内線利用者の麻しん感染も報告されています。


3.海外の麻しんの流行

西太平洋地域
フィリピン(25000例以上、死亡355例)、ベトナム(3300例以上)で大きな流行となっています。日本同様に麻疹排除が認定されている香港(65例)、マカオ(33例)でも流行が拡大し、医療機関、空港、ホテル、カジノなどの従業員の罹患が報告されています。

米国
すでに4月4日までに465例が報告され、2014年に次いで多くなっています。報告はニューヨーク、ワシントン州で多く、ニューヨーク市ではブルックリンの住民にMMRワクチンの接種を義務づけ、接種しないと1000ドルの罰金を科すことにしました。

ヨーロッパ
ベルギー、フランス、ドイツ、イタリアポーランドなど多くの国で報告数が増えています。他の国も報告があり、報告数が最も多いのはウクライナです。

他に最近の6か月間の報告数が多いのがマダガスカル、インド、ブラジル、ベネズエラ、タイ、パキスタン、イエメン、イスラエルです。