このたび、2017年7月1日付にて、薗部友良(元日本赤十字社医療センター小児科部長)が理事長職を離れ、
菅谷明則(すがやこどもクリニック院長)が新理事長に就任いたしましたことをお知らせいたします。
また、新たに2名の理事を迎え、子どもたちをVPDから守るために活動してまいります。
引き続きご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
【理事の新体制】
新理事長 菅谷 明則
副理事長 藤岡 雅司、太田 文夫
理事(名誉理事長) 薗部 友良
理 事 片岡 正、 時田 章史(新任)、 藤森 誠(新任)
【新理事からのご挨拶】
7月1日から薗部友良先生の後任として理事長に就任いたしました。
“NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会”は2008年から「予防できる感染症から子どもたちを守りたい」という願いのもとに薗部先生を中心として活動してきました。以来、多くのワクチンが承認され定期接種となりましたが、依然として課題が残っています。2014年に作られた「予防接種に関する基本的な計画」で「我が国の予防接種施策の基本的な理念は予防接種・ワクチンで防げる疾病は予防すること」とされています。しかし、VPDで死亡例や後遺症例が発生している現状は、この理念が達成された状態とは言えません。
VPDを予防するために、最も重要な点は「適切な時期にワクチンを接種し、高い接種率をめざす」ことです。このために、行政は現在も任意接種のままのワクチンを定期接種とすること、医療関係者は保育関係者、教育関係者と連携しながら、より安全で有効な接種に関する正確な情報を、保護者へ発信していくことが必要です。また、国は接種率の目標値を定め、日本全体の接種率やそれぞれの地域の接種率を評価し、問題点を検討していくことも重要です。
子どもたちをVPDから守っていくために微力ではございますが、尽力してまいります。今後ともご協力よろしくお願いいたします。
2017年7月1日
NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会
理事長 菅 谷 明 則
理事長プロフィール
菅谷 明則(すがやこどもクリニック 院長)
1982年 慶應義塾大学医学部卒業、同年慶應義塾大学小児科学教室
1987年 東京都立大塚病院小児科
2002年 東京都立清瀬小児病院循環器科
2005年 すがやこどもクリニック(東京都板橋区)開院
日本小児科学会専門医、医学博士
2013年NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会理事を経て、2017年7月より理事長。