2010年4月23日より厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部事務局 制度改正班が
『予防接種制度見直し』へのパブリックコメントを募集(締切:5月31日)しています。
1.どうして国民の意見を聞くようになったでしょうか。
日本の予防接種制度は世界から大きく遅れています。そのために日本の子どもたちは、今もなおVPD(ワクチンで防げる病気)にかかって、命を落としたり後遺症を残したりしています。子どもたちの命や健康が粗末にされている現実に、医療関係者だけでなく国民やマスコミもようやく気がつくようになってきました。それで、国も予防接種制度を改革せざるを得ない状況に追い込まれてきたのです。
2.予防接種制度の見直しを検討する国の委員会はどうなっているのでしょうか。
これから2年かけて色々な見直しをするとのことですが、問題点は、財政問題などで委員会や厚労省が必ずしも国民目線ではないことです。所得の格差なく「すべてのVPDから子どもたちを守ってあげたい!」というのが国民の素朴な感情です。一度失われた子どもたちの命や健康は二度と元に戻ることはないのです。これの実現のためには、すべての子どもの任意接種ワクチンの定期接種化がただちに必要です。残念ながら、国の委員会だけに任せていては、おそらく私たち国民の期待するような結果にはならないでしょう。委員の方々には、このような現実に目を向けてもらわなければなりません。
3.今こそ生の声を伝えましょう!
そのためにも、一人ひとりの声としてパブリックコメントを出すことが必要なのです。大切な子どもたちをVPDから守ろうという保護者の方々の強い想いを、それぞれの言葉でお書きください。会として考えたキーワードは「すべて」「ただちに」「定期接種化」などです。すべての子どもの任意接種ワクチンの定期接種化がただちに必要です。短くても結構です。一人でも多くの方々が意見を出すことが重要です。今回を逃したら、次はいつになるかわかりません。ぜひ今すぐにパブリックコメントを出してください。
くわしくはこちら をご覧ください。
提出方法は、所定のフォーマット(wordファイル)に直接、ご意見を書き込んでいただき、メールに
添付するか、出力して郵送にてご送付ください。
パブリックコメント送信先: vaccine2010@mhlw.go.jp
〒100-8916東京都千代田区霞が関1-2-2 厚生労働省健康局結核感染症課 「予防接種制度の見直し」に関するご意見募集担当宛