WHO(世界保健機関)は、1992年、世界中の子どもたちに対して、生まれたらすぐにこのワクチンを国の定期接種として接種するように指示しており、ほとんどの国で定期接種になっています。これは、ユニバーサルワクチネーションといい、母子感染(垂直感染)、父子などからの乳児期の水平感染、性交渉での成人の水平感染を予防し、感染源の撲滅や肝硬変や肝臓がんなどによる死亡をなくそうとしています。
下のマップは、幼児期のB型肝炎ワクチン3回の接種率ごとに色分けしています。日本でも2016年10月から、やっと世界の国々の常識である「定期接種で3回」の仲間入りをすることになりました。