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接種前に、予診票に記入をします。
予診票にあるこの質問。答えによっては受けられない? |
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子どもの1か月以内の病気を聞かれるのはわかるけど、家族や遊び仲間の病気まで聞かれるのはどうして? |
薬や食品アレルギーだと接種できないんですか。僕が卵アレルギーだったから息子もかも。受けられませんか。 |
1か月以内に受けた予防接種の有無とありますが、1か月以内に受けていたら、接種できないということ? |
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予診票は、お子さんが予防接種を受けてよいかどうか医師が判断するための大切な情報源。母子健康手帳や診察券を見ながら、必ず正確に、正直に記入しましょう。
心配なことがあったら、接種前の診察時に尋ねましょう。
では、それぞれの質問の理由をご説明します。
Vさんの質問:安全にワクチンを接種するためにお子さんの健康状態を確認しています。
お子さんのかかりやすいおたふくかぜ、みずぼうそうなどの後では、ワクチンの効き目が落ちる可能性が考えられます。これらの病気が治ってから、予防接種までには2~4週間の間隔をあける必要があります。
兄弟やお友達がこれらの病気にかかった場合には、その病気にうつっていていないかを確認します。潜伏期間中の可能性があれば、接種を見合わせることがあります。
Pさんの質問:接種したいワクチンに含まれる成分に関係するアレルギーがあるかどうかを確認します。たとえば、卵アレルギーのあるお子さんがインフルエンザワクチンを接種の際には、その時期や症状の程度を医師に詳しく伝えたうえで、接種するかを医師が判断します。
Dさんの質問:前回接種からの接種間隔が適切であるかを確認しています。異なる種類の注射の生ワクチン同士の接種間隔は、同時接種でない場合は4週間(中27日)以上あける必要があります。生ワクチンでもロタウイルスワクチンは飲むワクチンですので、接種間隔の制限はありません。できるだけBCGは標準的な接種月齢の5~7か月で受け、1歳で受けるMR、水痘、おたふくかぜワクチンも同時接種で受けるようにしましょう。
(4週間以上の接種間隔が必要な注射の生ワクチン)
BCG、MR(麻しん風しん混合)、水痘、おたふくかぜ
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(2024年4月更新)