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予防接種スケジュール

日本の子どもが接種するワクチン

日本の子どもが現在受けられるワクチンと、おすすめの接種年齢(数回接種が必要な場合は1回目の接種年齢)、スケジュールを考えるうえでのポイントをまとめています。

※各ワクチン名をクリックすると詳しい説明がご覧になれます

接種をはじめる月齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
生後2か月(生後すぐでも可) 2回、追加1回 不活化ワクチン、注射

スケジュールを立てるときのポイント
・母親がB型肝炎キャリアの場合は、生後すぐからのB型肝炎予防の免疫グロブリンの接種と生後2か月からのワクチンが必要(健康保険適用)です。詳しくは、出産した医療機関でお問い合わせください。
・ロタウイルス、小児用肺炎球菌、五種混合ワクチンと同時に接種しましょう。


ワクチンの種類
(商品名)
接種をはじめる月齢 接種回数 ワクチンの種類・
接種方法
「ロタリックス」
(1価)
生後2か月
※初回接種は生後14週6日までが望ましい
2回 生ワクチン、経口
「ロタテック」
(5価)
生後2か月
※初回接種は生後14週6日までが望ましい
3回 生ワクチン、経口

※「ロタリックス」「ロタテック」の2種類のワクチンがあります

スケジュールを立てるときのポイント
・できるだけ早い接種が必要。決められた時期を過ぎると初回接種が受けられない。
・B型肝炎、小児用肺炎球菌、五種混合ワクチンと同時に接種しましょう。


接種をはじめる月齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
生後2か月 4回(初回3回、追加1回) 不活化ワクチン、注射

スケジュールを立てるときのポイント
・できるだけ早く接種。2か月からB型肝炎、ロタウイルス、五種混合ワクチンとの同時接種がおすすめ。
・1回目の接種(生後2か月~6か月)が遅れないように注意。
・2024年10月から20価ワクチンが導入されました。


接種をはじめる月齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
生後2か月 4回(初回3回、追加1回) 不活化ワクチン、注射

スケジュールを立てるときのポイント
・流行している百日せきから守るために生後2か月になったらすぐに接種してください。
・B型肝炎、ロタウイルス、小児用肺炎球菌ワクチンとの同時接種がおすすめ。
・2024年4月から従来のヒブワクチンと四種混合ワクチンを混合した五種混合ワクチンが導入されました。
・2024年3月までに四種混合ワクチンを接種していたら、残りの必要回数も原則として四種混合ワクチンを接種しますが、五種混合ワクチンに変更しても間違い接種ではありません。


接種をはじめる月齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
生後2か月 4回(初回3回、追加1回) 不活化ワクチン、注射

スケジュールを立てるときのポイント
・2024年4月の五種混合ワクチン導入までは、生後2か月から四種混合ワクチンを接種していました。
・2024年3月までに四種混合ワクチンを接種していたら、残りの必要回数も原則として四種混合ワクチンを接種しますが、五種混合ワクチンに変更しても間違い接種ではありません。


接種をはじめる月齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
お勧めは小学校入学の前年 1回 不活化ワクチン、注射

スケジュールを立てるときのポイント
・0-1歳で五種混合(DPT-IPV-Hib)または四種混合(DPT-IPV)ワクチンを4回接種後の追加接種として受けます。
・MRワクチンの2回目と同時接種がおすすめ。


接種をはじめる月齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
生後2か月 4回(初回3回、追加1回) 不活化ワクチン、注射

スケジュールを立てるときのポイント
・2024年4月の五種混合ワクチン導入までは、生後2か月からヒブワクチンを接種していました。
・2024年3月までにヒブワクチンを接種していたら、残りの必要回数も原則としてヒブワクチンを接種しますが、五種混合ワクチンに変更しても間違い接種ではありません。


接種をはじめる月齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
お勧めは小学校入学の前年 1回 不活化ワクチン、注射

スケジュールを立てるときのポイント
・0-1歳で五種混合(DPT-IPV-Hib)または四種混合(DPT-IPV)ワクチンを4回接種した後の追加接種として受けます。
・MRワクチンの2回目と同時接種がおすすめ。


接種をはじめる月齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
生後5か月 1回 生ワクチン、スタンプ方式

スケジュールを立てるときのポイント
・百日せきが流行しているので五種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチンを3回受けてから接種するのがよい。
・公費(無料)で接種できるのは1歳になる前まで。
・BCGが個別接種の場合、ほかのワクチンとの同時接種もできます。かかりつけ医とご相談ください。


接種を始める年齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
生後6か月 【初回接種】2回または3回
【追加接種】3回目または4回目以降
mRNAワクチン、筋肉注射

スケジュールを立てるときのポイント
・子どものうちに初回接種を受けることをおすすめします。
・接種する年齢やワクチンの種類により接種スケジュールが異なります。事前に確認しましょう。
・2024年4月から任意接種。


接種をはじめる月齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
生後6か月以降の秋 (毎秋)毎年1~2回 不活化ワクチン、注射

スケジュールを立てるときのポイント
・流行前の10月~11月に毎年、接種しよう。
・生後6か月から12歳までは2回、13歳以上は通常1回接種。
・2歳から18歳までは、経鼻ワクチンが接種できます(2024年発売)。


接種を始める年齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
1歳の誕生日すぐに 2回(2回目は小学校入学の前年) 生ワクチン、注射

スケジュールを立てるときのポイント
・1歳の誕生日プレゼントに必ず受けましょう。
・必要に応じて1歳前の生後6か月から接種可能(任意接種)。
・1歳の時におたふくかぜ、水痘ワクチンなどのワクチンと同時接種ができますので医師に相談してください。


接種を始める年齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
1歳 2回 生ワクチン、注射

スケジュールを立てるときのポイント
・乳幼児に流行しているVPDですので、できるだけ早くましょう。
・1歳の時に、MR・おたふくかぜなどのワクチンと同時接種ができますので医師に相談してください。


接種を始める年齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
1歳 2回 生ワクチン、注射

スケジュールを立てるときのポイント
・乳幼児に流行しているVPDですので、できるだけ早く受けましょう。
・1歳の時に、MR・水痘ワクチンと同時接種ができますので医師に相談してください。


接種を始める年齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
3歳(生後6か月から可能) 基礎免疫3回(初回2回、追加1回)、
9歳で4回目
不活化ワクチン、注射

スケジュールを立てるときのポイント
・東南アジアなど流行地などに行く場合などは、生後6か月から受けられる。


接種を始める年齢
スケジュール ワクチンの種類
接種方法
9価(シルガード9)
小学校6年生から中学1年生
15歳未満の女子:初回接種後、5か月以上あけて2回目を接種。
15歳以上の女子:初回接種の2か月後に2回目、初回接種の6か月後に3回目を接種。
不活化ワクチン
筋肉注射
4価(ガーダシル)
小学校6年生から中学1年生
初回接種の2か月後に2回目、初回接種の6か月後に3回目を接種。
2価(サーバリックス)
小学校6年生から中学1年生
初回接種の1か月後に2回目、初回接種の6か月後に3回目を接種。

スケジュールを立てるときのポイント
・中学1年生までに9価ワクチンを受けるのがおすすめです。
・9価ワクチンを接種する場合、15歳未満は2回接種、15歳以上は3回接種です。
・高校1年生まで定期接種で受けられます。
・DTワクチンやB型肝炎ワクチンなどほかのワクチンとの同時接種も可能。
・2023年4月から9価ワクチンが定期接種になりました。
・高校2年生相当~1997年4月2日生まれの女性は、2025年3月まで定期接種としてHPVワクチンを無料で受けられます(キャッチアップ接種)


接種を始める年齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
10代後半 1回 不活化ワクチン、筋肉注射

スケジュールを立てるときのポイント
・米国や英国、オーストラリアへの留学(特に入寮する場合)や、国内でも高校や大学の運動部などで寮生活をする場合は、感染リスクが高くなりますので、接種します。


接種を始める年齢
接種回数 ワクチンの種類・接種方法
1歳になったら 3回(初回2回、追加1回) 不活化ワクチン、注射

スケジュールを立てるときのポイント
・発展途上国にでかけたり、長期に滞在する場合は、お子さんでも必ず受けて下さい。


(2024年9月更新)