お友達に教えるサイトマップお問い合せ
KNOW!VPD HOME
 
ワクチンについて

ワクチンの種類

ワクチンには、次の3種類があります。

生ワクチン

生きたウイルスや細菌の病原性(毒性)を、症状が出ないように極力抑えて、免疫が作れるぎりぎりまで弱めた製剤。自然感染と同じ流れで免疫ができるので、1回の接種でも充分な免疫を作ることができます。ただ、自然感染より免疫力が弱いので、5~10年後に追加接種したほうがよいものもあります。ワクチンの種類によっては、2~3回の接種が必要なものもあります。副反応としては、もともとの病気のごく軽い症状がでることがあります。

該当するVPD
ロタウイルス感染症、結核、麻しん(はしか)、風しん、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)、黄熱病 など

不活化ワクチン

不活化ワクチンは、ウイルスや細菌の病原性(毒性)を完全になくして、免疫を作るのに必要な成分だけを製剤にしたものです。接種しても、その病気になることはありませんが、1回の接種 では免疫が充分にはできません。ワクチンによって決められた回数の接種が必要です。

該当するVPD
B型肝炎、ヒブ感染症、小児の肺炎球菌感染症、百日せき、ポリオ、日本脳炎、インフルエンザ、HPV感染症、髄膜炎菌感染症、A型肝炎、狂犬病 など

トキソイド

感染症によっては細菌の出す毒素が、免疫を作るのに重要なものもあります。この毒素の毒性をなくし、免疫を作る働きだけにしたものがトキソイドです。不活化ワクチンとほとんど同じです。

該当するVPD
ジフテリア、破傷風など

メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン

メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンは、ウイルスを構成するタンパク質の遺伝情報を接種する新しい種類のワクチンです。接種された遺伝情報をもとに、体内でウイルスのタンパク質が作られ、そのタンパク質に対する抗体が作られ、免疫を獲得します。予防のためには、決められた回数の接種や追加接種が必要です。

該当するVPD
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

(2024年4月更新)